地中海の恵み満点サラダ『シャトー』の極みレシピ
カタルーニャの伝統的なサラダ シャトー(Xató) シャトー(Xató) または シャトナダ(Xatonada) は、カタルーニャの伝統的なサラダで、特にペネデスとガラフの地域で親しまれています。この料理の発祥地については、シッチェス(Sitges)、ビラノバ・イ・ラ・ジャルトル(Vilanova i la Geltrú)、エル・ベンドレール(El Vendrell)、ビラフランカ・デル・ペネデス(Vilafranca del Penedés)の間で論争があり、各地域によってレシピには様々なバリエーションがあります。 シャトー(Xató) の特徴は、その味を決定づけるソースです。このソースは、アーモンドやヘーゼルナッツ、ニンニク、そしてニョラ(乾燥赤ピーマン)が主役で、タラゴナのカルソッツ(calçots)と共に提供されるロメスコソースに似ていますが、少し異なります。レシピはシンプルでありながら、とっても美味しく仕上がります。塩抜きしたバカラオ(塩鱈)とこの特製ソースを用意すれば、あとは盛り付けるだけ。ヘルシーで栄養満点な一皿が、野菜、お魚、ドライフルーツ、オリーブオイルの味わいをバランス良く楽しませてくれます。 地中海の恵み満点サラダ『シャトー』の極みレシピ 材料(2人分) エスカローラ(葉野菜 / エンダイブ):適量 アンチョビ:4枚 ツナ(オイル漬け):75g オリーブ:6個 塩抜きしたバカラオ(塩鱈)のロース:100g エクストラバージンオリーブオイル 適量 (ソース) ニョラ(乾燥赤ピーマン):4個 ニンニク:2片 アーモンド:100g ヘーゼルナッツ:100g パン:1枚 ビネガー エクストラバージンオリーブオイル 塩 作り方 まず、バカラオ(干し塩鱈)の塩抜きを始めます。バカラオをたっぷりの水に浸し、一日に3〜4回水を交換します。 次に、ソースを作ります。フライパンにエクストラバージンオリーブオイルを熱し、パンをきつね色になるまで揚げます。パンを油から取り出し、ビネガーの入ったボウルに浸します。 Ñora(パプリカの一種)を熱い水で5分ほど湯通しし、実を開いてからスプーンで中身を取り出します。 ヘーゼルナッツ、アーモンド、ニンニク、揚げたパンを粉状になるまでミキサーで攪拌します。次に、ニョラの果肉を加え、すべての材料がよく混ざり合いペースト状になるまでさらに攪拌します。 ソースがクリーミーなテクスチャーになるまで、エクストラバージンオリーブオイルを少しずつ垂らしながら混ぜ合わせます。塩で味を調整し、必要であれば冷蔵庫で保存しておきます。 いざサラダを作る際には、塩鱈の皮や骨を取り除き、縦に切るか、サイコロ状に切ります。エスカローラを切り、お皿に盛り、その上にソースをかけます。 次に、ツナ、アンチョビ、ブラックオリーブ、塩鱈を加えます。 最後にエクストラバージンオリーブオイルを回しかけてできあがり! シャトーにお勧めのオリーブ品種は? カタルーニャ州発祥のシャトーソースには、やはりカタルーニャ原産のオリーブ品種「アルベキーナ」が最適です。アルベキーナのエキストラバージンオリーブオイルは、完熟りんごのようにフルーティな香りと、まろやかで甘い風味、マイルドな味わいが特徴。これにより、ソースのリッチで芳醇な味わいを優しく引き立て、バランスよく仕上げてくれます。風味や苦みが強すぎるオリーブオイルでは、ソースの味が圧倒されてしまいますが、アルベキーナなら、素材本来の味を豊かに引き出し、絶妙なハーモニーを実現しいてくれます。...