Skip to content

このサイトはお使いのブラウザが制限されています。Edge、Chrome、Safari、または Firefox に切り替えていただくことをお勧めします。

Free shipping 6500円以上ご購入で送料無料

LOHASPAIN by スペインワインと食協会 LOHASPAIN by スペインワインと食協会

  • Home
  • About
  • Article
  • Store
  • Newsletter
  • Contact
製品
Pages
    Articles
      • Home
      • About
      • Article
      • Store
      • Newsletter
      • Contact
      • Search
      • Instagram
      • Facebook
      • Twitter

      LOHASPAIN

      Article

      by KatoTomoko

      【特別な食の冒険への招待】LOHASPAINオンラインショップ「Store」

      こんにちは、LOHASPAINの加藤です。 わたしたちは、LOHASPAINを訪れてくださる皆さんに特別な食の冒険を提供することに情熱をもって取り組んでいます。今日は、お店(Store)のコンセプトを共有したいと思います。   その前に、LOHASPAIN(ロハスペイン)とは?と思われた方に、LOHASPAINのコンセプトページをご紹介します。 LOHASPAINは、スペインワインと食協会がプロデュースする、スペインの食文化から「健康と幸福」のヒントを発見、発信するコミュニティメディアです。 LOHASPAINの詳しいコンセプトはこちら https://lohaspain.spainwinefood.org/pages/about

      by KatoTomoko

      知ってびっくり!ニンニクの辛みがもたらす味わいの変化とは?

        夏を元気に過ごすために、私たちは食欲をそそる食事を考えたり、スタミナがつく料理を必要とします。 スタミナといえば、にんにく。   スペイン料理において、ニンニクは欠かせないイテムです。 パンコントマテ、アヒージョ、アリオリソースに、ロメスコスソース・・・ 冬に負けない、カタルーニャの名物ネギ料理「カルソッツ」に登場するロメスコスソース画像より     ニンニクの辛みや甘みなど、料理によって必要とされる味わいが違います。 切り方では、スライス、みじん切り、すりつぶしなどレシピによって変わります。 調理法においても、生、炒めて、蒸して、焼いて、揚げてとバリエーションが豊富です。     でも実は、切り方や調理法により、味わいがどう変化するのかをあまり知られていないのでは? それは、ニンニクの辛みの仕組みを知らないせいかもしれません。   筆者は、自分が食べたいニンニクの味わいを出せるようになりました。ニンニクの下ごしらえによって味わいが変わることがわかったからです。   まとめてみますね。     ・みじん切り ダメージも出てくる汁も少ない。   生:マイルドな風味。サラダのドレッシングにも。   調理:加熱してもマイルドな風味が保たれる。デンプンが糖に分解され甘みが出る。       ・すりおろす プレスより細胞を壊す   生:プレスより風味は強く、料理の中で広がりやすい。   調理:加熱すると辛みがマイルドになり、甘みに加え、複雑な香りが出てくる     ・ピューレ ペースト状にすると、細胞のダメージは最大に。   生:アリシンが増加し、強烈な風味と辛さ   調理:加熱すると強烈な風味がおさまる。料理全体に甘みが広がる。         大事なことは、ニンニクの準備次第で味わいの出方が違うことを知ることです。...

      by KatoTomoko

      2023年夏季休業のお知らせ

      2023年夏季休業のお知らせ   *夏季休業のお知らせ*     誠に勝手ながら、2023年8月3日(木)から15日(火)まで、夏季休業とさせていただきます。 お客様にはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。   【オフィス休業期間】  2022年8月3日(水)~8月15日(火)   【商品のお届けについて】 ・2023年8月1日(火)までのご注文→ 8月2日(水)までに発送 ・2023年8月2日(水)~15日(火)までのご注文→ 8/16(水)から順次発送   【Storeのご注文について】 インターネットは24時間注文受付しております。   【お問い合わせについて】 8月2日(水)12時以降及び、休業期間中のお問い合わせにつきましては、 お電話、メールともに8月16日(木)12時以降、順次折り返しのご返答となります。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。     運営管理:LOHASPAIN(ロハスペイン) 株式会社LA PASION

      by KatoTomoko

      こんなに違うの?!ジュースにしたら栄養価はどう変わる?

       暑い日には「冷やしきゅうりや冷やしトマトを丸かじり!」というのも夏ならではの魅力です。 とはいえLOHASPAINをご覧の皆さんは、トマトの冷製スープ「ガスパチョ」(Gazpacho Andaluz )やトマトの冷製クリームスープ「サルモレホ」(Salmorejo Cordobés)を思い浮かべる方も多いのではありませんか? 気温が高いほど旨味を感じ、食べるだけで元気が湧いてきます。 スペイン料理にかぎらず、じゃがいもの冷静スープ「ヴィシソワーズ」、野菜や果物をジュースにしていただく「スムージー」などもとくに食欲のない朝食にする方もいらっしゃるのでは。 今回は、ズバリ果物と野菜を丸ごと食べる方法、ブレンダーをつかう方法、ジューサーでジュースにする方法についての栄養価の違いです。それぞれのメリットとデメリットをお伝えします。

      by KatoTomoko

      世界でもっとも多くの賞を受賞!パラシオオイルが日本到着

      パラシオオイルとは? パラシオ・デ・ロス・オリーボスが生産する今季のパラシオオイルが到着しました。ピクアル種100%とアルベキーナ種100%の2種があります。 とくにピクアル種は、「ピクアル単一品種のエキストラバージン・オリーブオイルとして世界でもっとも多く受賞し続けているオイル」として知られています。 多くのスペイン産オリーブオイルが誕生する中で、なぜもっとも多く受賞し続けるオイルなのか。 ここでは、パラシオオイルの人気のひみつや上質な理由について、わかりやすく説明します。

      by KatoTomoko

      【魅惑のドレッシング】サラダとドレッシングの組み合わせ

      梅雨が明けるのが待ち遠しいですね。気温が暑くなってくると、夏野菜もますますおいしくなります。 暑い時期だからこそ、夏野菜の栄養素も取り入れながらしっかり味わいたいですね。そこで野菜を味わうときにおすすめなのがドレッシングです。 今回はドレッシングについてご紹介します。     DRESSINGS ドレッシングとは何か?   ドレッシングは、サラダや他の料理に使われる調味料の一種です。野菜や葉物、果物などの食材に風味や味付けを加えるために使用されます。ドレッシングはさまざまな種類があり、それぞれ特有の味や香りを持っています。 ドレッシングで大切なことは、オイルと塩と酸のバランスです。       ーサラダにドレッシングを合わせるのは、料理にワインを合わせるのと同じくらい重要です。食材によって、濃厚なドレッシングがよかったり、爽やかなものがよかったりします。 本文より一部抜粋         ドレッシングの製法   ドレッシングの製法は比較的簡単です。一般的な手順をご紹介します。   材料の準備: ドレッシングの基本的な材料には、酢、油、塩、こしょうが含まれます。これらの材料以外にも、ハーブ、スパイス、果汁、ヨーグルト、マヨネーズなど、さまざまなな調味料や味付け材料を追加してバリエーションを楽しむことができます。   材料の混合: ボウルや瓶に酢や果汁、塩、こしょうを入れ、よく混ぜます。次にゆっくりと油を注ぎながら、同時によくかき混ぜます。これにより、油と酢が均一に結合し、なめらかなテクスチャーのドレッシングができます。   味の調整: 基本的なドレッシングは酢と油のバランスによって作られますが、個々の好みに応じて塩やこしょうの量を調整することができます。また、さらなる味付けをしたい場合には、ハーブやスパイスを加えることもできます。これによって、独自の味わいを持つドレッシングが完成します。   冷蔵庫で保存: ドレッシングは冷蔵庫で保存し、風味を保つために密閉容器に入れることが重要です。冷蔵庫で保存することにより、ドレッシングは長期間にわたって新鮮で美味しく保たれます。       ドレッシングとスペイン食文化の関係性 スペイン文化では、オリーブオイルが一般的なドレッシングの主要な材料としてつかわれています。ご存知の通りスペインは、オリーブの栽培とオリーブオイルの生産で世界一を誇り、その風味豊かなオリーブオイルはスペイン料理において重要な役割を果たしているからです。   スペインでは、オリーブオイルをベースにしたさまざまな種類のドレッシングがつくられています。 スペインの文化や料理において、ドレッシングは食材の味を引き立て、料理全体のバランスを整える役割を果たしています。さわやかな風味や豊かな香りは、スペイン料理の特徴の一つとして知られています。       PAIRING SALADAS AND DRESSINGS  日本で手に入る食材を中心に参考図書から「サラダとドレッシングの組み合わせ」をいくつかご紹介します。...

      by KatoTomoko

      コールドプロセス製法とスペインから誕生した「キャスティール石けん」とは?

      1日に繰り返し行うことの中で「洗う」があります。 朝起きたら顔を洗う、食事の前後に手を洗う。。。数えればキリがありませんね。   洗うといえば、洗剤、最近だと手にはハンドソープ、身体にはボディソープ・・・などと思い浮かぶ方が多いのでは。 子どもの頃は、石けんを使っていた方も少なくないと思います。 小学校の手洗い場では、蛇口にみかん袋に入った石けんがぶら下がっていましたよね?(昭和だけ? 笑)   今回は、スペインに関する石けんと極上の手作り石けんができるコールドプロセス製法についてご紹介します。  

      by KatoTomoko

      「第6の味覚」?!驚きの味覚のしくみについて

      おいしいものが大好きなあなたのために、味わいや味覚についてまとめてみました。 ◯味を感じる仕組みについて わたしたちは、どういう順序で「あ!おいしい」と認知できるのでしょうか。 さぁ、おいしいものをいただく瞬間を想像してみてください。 トップの画像は、本マグロ。先日わたしがいただいたおいしいものです。 表面をエキストラバージン・オリーブオイルでさっと炙り、極上の海塩をパラリを振って仕上げています。隠し味は醬油を数的ほど。 素敵な味わいは、うつくしい見た目、じゅうじゅうと焼ける音、目に映らなくても確実に存在している香り、食感や温度など五感に迫ってきて、胃袋だけでなく心まで満たしてくれますね。

      by KatoTomoko

      【塩振りカレンダー】食材に塩を振る目安

      塩については、その産地、製法、種類による味わいの違い、食材へのはたらきから使い方に至るまで、語り尽くせばキリがありません。   スペインの天日海塩をこよなく愛する筆者としては、とくに蒸し暑い時期から夏、いつも以上に意識するのが塩分です。 なぜならさっぱりしたものを食べたくなる時に、酸味を効果的に味わうためにも、塩が大切なキーになるからです。   あなたもご自身のお好みの塩加減が抜群なとき、きっと食材や料理の味わいが格別に感じられるはずです。 偶然の「いい塩梅」より、意図的な「いい塩梅」を目指したいですよね。  

      by KatoTomoko

      なによりも風味に影響する塩とは

      「塩は風味に何よりも大きく影響する」とも言われています。 味付けといえば、塩を思い浮かべる方もいらっしゃるでしょうし、食材や料理においての塩の役割はもちろん、入浴時のボディスクラブにも登場するなど、奥深さも計り知れませんね。 岩塩と海塩、または天然塩と精製塩のちがい。 粗塩と細粒塩など粒の大きさがちがえば、そのつくられ方、産地の違い、使い方のちがいもあります。 そんな深い塩の世界から「天日海塩」について以下にその要点をまとめました。

      by KatoTomoko

      あなたの食べているオリーブオイルのカテゴリーは?!オリーブオイルの分類について

      なくてはならない油の一つとなったオリーブオイル。とはいえ、一度にすべて説明をするには膨大な量になります。そこで少しずつ、綴っていきたいと思います。最初に「オリーブオイルの分類」について説明します。 オリーブオイルの分類は、世界共通でひとつだけありません。多くのオリーブオイル生産国が加盟しているのが国際オリーブ協会です。国際オリーブ協会は、通称IOC(International Olive Council)と呼ばれ、スペインのマドリードにあります。

      by KatoTomoko

      地中海食と和食の共通点

      和食と地中海食がそれぞれ健康によいといわれています。 世界中で「長寿食」と「短命食」等の調査をした医師による書籍の中から、和食と地中海食の比較についてピックアップしました。私たちにとって身近な和食の素晴らしさも一緒にご紹介します。   リアルに世界の現地調査をして分かった和食のすばらしさ   25カ国61地域で30年以上をかけて現地調査をしてきた医師のもとには、2万人以上の尿や血液のデータが集まったそうです。そこから出された結論のうちの一つは、世界一の長寿食は和食ということ。 地球を何周もして得られた結果には、強い説得力を感じる方も多いかもしれません。     ポイントは「魚と大豆」   健康で長生きという視点から考察すると、和食のなかでも「魚と大豆」がスペシャルなコンビネーションになるそうです。なぜなら魚のタウリン、大豆のイソフラボンによって若々しい血管を保つことができるため。 「血液サラサラ」が健康に良いことや、「血管の衰えは老化につながる」と、初耳の方も少なくないはずです。     海のもの、山のもの   「海の幸、山の幸をバランスよく食べよう」ともいわれます。 魚や魚介類、海藻類という海の幸にタウリンが多く含まれること、山の幸は、大豆、穀物やキノコに加え、種実類に含まれるマグネシウムも賢く摂るようにおすすめされていました。     「まごわやさしいよ」   食べ方として、「まごわやさしい」ではなく、書籍には「まごわやさしいよ」と出てきます。 「よ」を加えて提案されているのです。   ま・・・豆類 ご・・・胡麻などの種実類 わ・・・ワカメなどの海藻類 や・・・野菜 さ・・・魚 し・・・椎茸などのキノコ類 い・・・イモ類 よ・・・ヨーグルト   調査によるとヨーグルトの代わりに牛乳でも良いそうですが、牛乳を飲めない方はヨーグルトで代用できるからだそうです。 筆者は個人的に牛乳だけで得られるものより、発酵食品としてのヨーグルトの方がより良い気がしています。(発酵についての記事はこちら)     地中海食と和食からわかる共通の栄養素   スペインを含む地中海沿岸地域を6カ国、地中海と離れている欧米地域を6カ国、沖縄を含めた日本の6地域を比べ、どんな共通点があるか調べたそうです。 そこからあぶり出された長寿の要素は2点、タウリンとマグネシウムです。 先にもあるように、タウリンは魚介類です。そしてマグネシウムは、日本だと大豆から、地中海ではナッツから摂取することが多いとのことでした。 ナッツといえば、まさにアーモンドやクルミ。とくにスペイン産アーモンドの炙りたての味わいをぜひ体験していただきたです。 また地中海の人から検出されたイソフラボンは、ひよこ豆に含まれるイソフラボンと予測されているとのこと。たしかにスペイン料理にもひよこ豆が使われたものがありますね。       まとめ...

      by KatoTomoko

      「脳と体に良い油」医師の書籍をヒントに

      今回は、油について書かれた医師の著書からオリーブオイルに関する情報をお届けします。  きっかけは、先日開催された油の専門家によるトークライブです。 ライブ後、「知らなかったので、もっと知りたいです!」という一般の方々からの感想が新鮮でした。筆者はオリーブオイル業界で14年以上経つこともあり、初耳なことが多くないからです。 もっとも驚いたことは、録画を含め、のべ1000名近く試聴されていたことです。「油」に関するニーズの高さがこんなにあると想像もしていなかったので余計に。 ライブでチラリとでてきた書籍に掲載されているオリーブオイルの部分をピックアップさせていただき、筆者(オリーブオイルソムリエ)の解説を加えてご紹介します。 オリーブオイルの世界一の生産国はスペインですし、オリーブオイルを抜きにしてスペインの食文化は語れませんから!   ・オリーブオイルはピンキリ 著書にはっきりと「ピンキリ」と書かれていました。 この意見に、筆者も賛成です。 日本で「オリーブオイル」とボトルに書いてあっても、ヨーロッパの「エキストラバージン・オリーブオイル」と同じとは限りません。なぜなら日本とヨーロッパにおいて、オリーブオイルに関する規格が違うからです。 つまり日本で「オリーブオイル」と言われるものが、ヨーロッパの方々にとって認識されている「エキストラバージン・オリーブオイル」とイコールではないのです。(オリーブオイルの国際規格は、次回以降に別記事でご紹介しますね)     ・ピュアオリーブオイル ピュアオリーブオイルは、日本独自のカテゴリーです。 オリーブオイルの搾りかすに有機溶剤を使い無味無臭にし、エキストラバージン・オリーブオイルを加えて、エキストラバージン・オリーブオイル風の香りと味わいをつけたものです。 簡単にいうなら「精製された植物油のオリーブオイル風味の油」です。 たとえばエキストラバージン・オリーブオイルにさまざまな規定がある中で「酸度」があります。エキストラバージン・オリーブオイルの酸度規定は0.8%以下、一方でピュアオリーブオイルの規定は0.3%以下です。 酸度が、新鮮なオリーブの実から搾油されたオイルかどうか表す数値として、低い方が良いとされます。しかしたとえピュアオリーブオイルの数値0.2%のように低いからといって上質ということではありません。あくまでエキストラバージン・オリーブオイルとは違う油です。 先にお伝えしたように、無味無臭にする(脱ガム、脱臭、脱酸、脱色)という過程を経て、オリーブオイル風味につくられる油だからです。    ・「安いオリーブオイルは逆効果」 「250ml入りで2000円以上の、色つきガラス瓶入りのものを毎月1個買い替えていくのが、賢明です。」 このように著書に書かれています。 オリーブの実を収穫後、数時間からその日のうちに搾油し、酸度が0.1~0.2%以下になるようなエキストラバージン・オリーブオイルを、安価に販売することは難しいです。コストを考えたら現実的ではないからです。 実を大きなトラックにいっぱいに詰めて、大量に搾油所に運べば効率が良いのですが、上質なオイルをつくる生産者ほど反対のことをします。小さなトラックで畑と搾油所を何度も往復し、搾油をするのです。木から離れた瞬間から酸化がスタートするオリーブの実は、搾油までのスピードが命だから。     ・選び方の目安 オリーブオイルを瓶詰めした日付がラベルに記載されているものが、おすすめだそうです。 さらに「その年の収穫したオイルだけ」をボトリングしている生産者から購入することが大切だと筆者は考えています。 前年のオイルが残っていて、新しいものを混ぜて販売されると、本当の瓶詰めの日にはならないからです。       ・味わいのちがい オリーブオイルは緑黄色のものから、黄金色のものまで様々あります。 グリーン色が強いものは「早摘み」といい、オリーブの実が早熟で緑色のうちに収穫したものからつくられます。 フレッシュな鮮度が風味に表れていて、味わいはやや苦みと辛みがあり、スパイシーなアクセントが感じられることが多いです。とくにカルパッチョ、サラダなど生モノや納豆などの旨みを際立たせることができ、スパイスやハーブのニュアンスを加えてくれます。   輝くゴールドがかった黄緑の色は、黒く完熟したオリーブからつくられます。まろやかでフルーティーな味わいが特徴で、香りも優しいものが多く、どんな食材と合わせても主張が少なく、食べやすいです。そのため子どもやオリーブオイルに慣れない方、和食に使いたい方におすすめです。     ・オリーブオイルの効能 オレオカンタールはポリフェノールの一種です。著書にオレオカンタールの効能が以下の三つにまとめられています。 ・炎症を抑える ・神経細胞の伝達を良くする ・抗酸化作用  ...

      by IkumiHarada

      冬に負けない、カタルーニャの名物ネギ料理「カルソッツ」

        スペインの長いクリスマスが終わると、カタルーニャ地方の野菜売り場に並び始めるのが「カルソッツ(カタルーニャ語calçots)」。生粋のカタルーニャ人は、「カルソッツを食べないと春は迎えられない」と思っているに違いありません。 そんな冬から春先にかけてのカタルーニャの風物詩「カルソッツ」について、その起源や食べ方、そして栄養効果について迫ります。   【関連記事】*スペインの長いクリスマスと伝統料理が深める、家族の絆   1.カルソッツとは カルソッツとは、カタルーニャ州タラゴナ県バイス発祥の、ネギの名前です。見た目は日本の長ネギに似ていますが、実はこれは特別な栽培法で育てられた玉ねぎです。’’カルソターダ’’(Calçotada)は、カルソッツ(calçots)を食べることを意味します。古来からワイン文化脈打つタラゴナ県では、 剪定した葡萄の枝で起こした炎でカルソッツを黒焦げに焼き、皮をズルリと剥いて 、中の白くて甘い部分に、ロメスコソースをたっぷりつけて宙を仰ぎながら豪快にいただきます。 カルソッツをみんなで堪能している間に、第二弾。炭火でブティファラ(カタルーニャ地方特産のソーセージ)やラム肉、鶏肉、パン・コン・トマテ用のパンなどを焼きます。   カルソッツの旬である1月最後の日曜日に、発祥の町バイスで行われる「カルソターダ祭り(Gran Festa de la Calçotada)」 は、毎年たくさんの人びとで賑わいます。 ◎カルソッツの歴史   ここ数十年で各地に広がったカルソッツ。冬の終わりから春先にかけて、カタルーニャ地方では、ほぼどこでも楽しむことができます。スペインの他の地方にあるカタルーニャレストランでも、カルソッツを季節メニューに掲げているレストランもあるようです。 カルソッツの起源についてはさまざまな言い伝えがありますが、一番有名なのは、19 世紀の終わりに、タラゴナ県バルスの農夫Xat de Benaigesによる、という説です。 ある日、農夫がタマネギの新芽を数本火にかけたところ、外側を焦がしてしまいました。捨てる代わりに、彼は焦げた外側の部分を剥がし、内側の白い部分を食べたところ、とても柔らかくておいしいことを発見しました。それが20世紀の初めには、この地方で一般的に食べられるようになったそうです。         2.カルソターダの影の主役ロメスコソース カルソターダの主役はカルソッツですが、料理の味を決めるのはなんと言ってもロメスコソースです。この栄養満点の伝統的なソースの出来にすべてかかっていることから、カルソターダの影の主役と言っても過言ではないでしょう。         ◎ロメスコソースの歴史 ロメスコソース(Salsa Romesco)は、カタルーニャ州タラゴナ県の海辺の地区セラーロ(El Serrallo)発祥のソースで、漁師たちが魚介につけて食べていたと言われています。タラゴナの農産物である、アーモンド、ヘーゼルナッツ、オリーブオイルと、大航海時代の16世紀に、南アメリカにたどり着いたスペイン人が持ち帰りヨーロッパに伝わったトマト(南米:アンデス山脈高原地帯)とパプリカがベースになっています。 カルソッツはもちろん、お肉やお魚、ポテトやサラダまでご馳走にしてくれる、リッチな味わいのカタルーニャの絶品ソースです。       3.カルソターダとのマリアージュ カルソッツを食べる時、フォークやナイフは使わず、豪快に指で黒焦げの皮をズルリとむき、ロメスコソースをたっぷりとつけて、空を仰いで食べるので、手も服も、100%の確率で汚れることを覚悟しておかないといけません。   レストランでは、使い捨ての手袋と紙エプロンがあらかじめ各テーブルに準備されています。もともとは、薪で火をおこして、バーベキューのようにワイワイと野外で食べる料理なので、赤ワインをポロンというデキャンターで 回し飲みするのが伝統的な楽しみ方です。 ポロンの注ぎ口に、口を直接つけてはいけません。葡萄畑や大人数での食事でも、持ち運びが便利な上に、ワイングラスがいらないのでとても機能的な上に、連帯感からか必ず笑顔が生まれます。ただ、酒量の調整が難しく、かなりの確率で...

      by KatoTomoko

      発酵のチカラ~シェリーヴィネガー(酢)が私たちの体にもたらしてくれるもの〜

        私たちになじみのある発酵食品といえば、味噌、しょう油、麹、酒・・・。 日常でもよく取り入れているものが多いと思います。 今回はスペイン産ならではの発酵食品「シェリーヴィネガー」にフォーカスし、「酢」の嬉しいはたらきをご紹介します。 まずは簡単に発酵の説明から。     ・発酵とは? 著書によると 「微生物たちの活動によって、いろんな原料が発酵すると発酵食品ができあがる。微生物が何かを分解し、何かをつくり出す活動が発酵の基本。」と書かれています。 納豆、ヨーグルトやチーズ、キムチなど世界にある原料から生まれた発酵食品を数えたらキリがないほどありますね。       ・世界最古の発酵調味料 発酵食品の「酢」は、塩の次に古くから存在する調味料といわれ、紀元前のメソポタミアやエジプトでつくられていたことが確認されています。 アルコールを酢酸菌が酸化して、酢酸が発生することで酢になるため、「酢」は、酒から生まれたと考えられているのです。 世界にさまざまな酒があって、その酒を原料とする酢が誕生している理由です。 大麦からビールができてモルトビネガーになり、ぶどうからワインができてワインビネガーになるように、ぶどうからシェリー酒ができ、「シェリーヴィネガー」が誕生しました。         ・酢がもたらしてくれる8つのはたらき ・殺菌作用、防腐効果 カルパッチョやサラダなどの生モノに使われているのは、美味しさに加え、殺菌や防腐効果という嬉しいおまけが。   ・消化促進 酸味により唾液が多く出るので食欲増進のはたらきもあります。   ・強い抗酸化 リンゴの変色を抑えたり、私たちの体の老化も控えるはたらきがあります。   ・疲労回復 乳酸を分解するので疲労回復のはたらきがあります。   ・老化防止 酢酸がカルシウムの吸収を促進し、骨粗しょう症などの老化防止のはたらきがあります。 アミノ酸が豊富なので、糖や脂肪をエネルギーに変えてくれるはたらきもあります。   ・肥満予防 酢酸は脂肪の分解と燃焼を促進し、肥満予防のはたらきがあります。 生活習慣の予防や、糖の吸収を穏やかにすることから糖尿病予防、血管を広げるはたらきが高血圧予防にも。   ・塩分の代用 酢をつかうことで塩味を感じやすくなり、減塩を促し、高血圧の予防にもなります。   ・料理の味を整える働き  酸が味わいのバランスを調整するチカラがあること。料理の味わいを引き立て、彩りとアクセントをもたらしてくれます。 たとえば「あとひとあじ何か足りない・・・」そんなとき、私たちは最初に塩加減を気にすることが多いです。...

      by KatoTomoko

      欲しい魅力がこんなに! 内側から美肌をつくるアーモンドの成分。

      アーモンドは、若返りにどのように関係するのでしょうか。 アーモンドは、抗酸化作用、糖尿病の改善やコレステロールを下げる、など内側から若返りのサポートをしてくれる存在です。すでに300近くの論文等で発表されているというのが嬉しいですね。 アーモンドにも旬があります。今回は採れたてスペイン産アーモンドの成分から7つの魅力を少しずつピックアップしてまとめてみます。       1.食材に含まれる「ビタミンE」は、アーモンドがNo.1。 オリーブオイルに含まれるビタミンとして前回取り上げたのが、ビタミンEでした。詳細はそちらに預けますが、アーモンドは、ビタミンB1、B2に加え、食材の中で最もビタミンEが含まれています。 世界的なアンチエイジングの研究でも、タンパク質とビタミンEが栄養素として推奨されています。 ビタミンEは、油を一緒に摂ることで、腸から吸収されやすい利点があります。上質な脂肪分を含むアーモンドをそのままいただくだけで叶いますね。  *ビタミンの記事       2.加齢物質「AGEs」 アーモンドは、老化を進める原因のひとつと言われる加齢物質「AGEs」(タンパク質と糖が結びついたもの)に対抗してくれます。 加齢により排出しづらくなる「AGEs」の排除をし、身体に溜まることを防ぐ働きをします。くすみ、乾燥やたるみから私たちを守ってくれるスーパーフードといえます。アンチエイジング効果があると言われている所以です。       3.ホルモンバランスに嬉しい利点 アーモンドは、ホルモンにも関係しています。 体内でつくりだせない必須アミノ酸のうちのひとつ「トリプトファン」は、セロトニンやメラトニンなどホルモンの材料になってくれます。とくにセロトニンは、別名「幸せホルモン」とも呼ばれているもの。増やすことで、睡眠の質の変化、リラックスして、安心感が増えるなどとても重要なものです。 LOHASPAINの「健康と幸福」のテーマにもリンクしていますね。     4.食物繊維がたっぷり! アーモンドは、さつまいもの5倍近くの食物繊維が含まれています。 不溶性食物繊維と水溶性食物繊維のふたつに分けられる食物繊維のうち、アーモンドは不溶性食物繊維が含まれています。 食物繊維とオレイン酸により便秘の改善、発がん性の物質やアレルギー性の物質を体外に排出します。 腸内環境の改善は、内側からの美容としても必須ですね。 ちなみに「食物繊維たっぷり!」は、お得に感じて嬉しくなる筆者です。なぜなら幼少期からアレルギー体質で肌も弱く、睡眠不足になりがちだから。せめて栄養だけはと、不溶性と水溶性の両方を取り入れることを意識して助けられています。         5.ミネラルが豊富 以前の記事でミネラルに触れていますが、私たちにとって必須のミネラル。アーモンドに含まれるのは、カルシウム、鉄、亜鉛、銅、カリウム、マグネシウムなど。 マグネシウムはストレス、アルコールやカフェイン入りの飲み物を飲むと消費されます。カフェラテやワインのお供にアーモンドが相性抜群なのは、味わいだけでなく、ミネラル的にもバランスが良いのです。  *ミネラルに関する記事         6.血行の改善 アーモンドの上質な油分は、悪玉と呼ばれるコレステロールを下げる働きがあります。血管がつまることから守り、血液の粘度を下げ、先のビタミンEにより血管をしなやかに強くすることが加わり、血行の改善につながります。   7.旬のアーモンドにある旨味を追求した先の副産物は、美肌と健康   アーモンドの花が咲き、散ったあとに実になります。スペイン・カタルーニャ州では、8月から9月初旬の収穫です。最適な時期を見計らって収穫されるアーモンドは、旨味をたっぷり含んでいます。...

      by IkumiHarada

      「世界で最も健康的な都市」バレンシアと、パエリアの関係

      「世界で最も健康的な都市」に、英国のWeb サイト「Money」で2022年も首位の座に輝いたバレンシア。バレンシアといえば、「PAELLA(パエリア・パエヤ)」 発祥の地としても世界的に知られています。

よく「スペイン人の長寿と健康の秘密は、パエリアやガスパチョのおかげ?」と、冗談まじりに語られますがあながち冗談ではなさそうです。スペインの首都マドリードを抑えて、 2年連続トップに君臨したバレンシアが選ばれた理由について探ってみました。 「世界で最も健康的な都市 2022」
1位 バレンシア(スペイン)2位 マドリード(スペイン)3位 キャンベラ(オーストラリア)4位 リスボン(ポルトガル)5位 東京(日本) 1.パエリア発祥の地。豊かなバレンシアの食文化 「一番美味しかったパエリアは?」 スペイン・日本のスペインレストランや、さまざまな家庭のパエリア、そして、カタルーニャの小さな村のパエリアコンクールの審査まで、数え切れないほど食べてきましたが、忘れられない一皿はやはり、バレンシアの農園でいただいた、薪で焚いたパエリアでしょう。カタルーニャの家庭や地中海沿岸のレストランでは、魚介のパエリアが主流ですが、「パエリア・バレンシアーナ」は、農民が家畜や山で獲ってきたウサギや鳥類やカタツムリ、畑で採れる季節の野菜を、オレンジの薪で米と一緒に炊いて食べたのがはじまりと聞きました。思い出のパエリアも、農園で朝絞めたばかりの鶏肉と採れたての野菜、 サヤインゲンやgarrofón (ライマメ)、エクストラヴァージンオリーブオイルをふんだんに使った、ローズマリーの香りが薫るバレンシアの伝統的な「山のパエリア」でした。 
パエリア発祥の地バレンシアは、スペインの稲作発祥の地でもあります。稲作は、イスラム文化とともにアラブ人によって持ち込まれ、主に地中海の真ん中にある淡水湖、アルブフェラ自然公園の周辺地域で行われています。バレンシア産のお米は、「アロス・デ・バレンシア(バレンシアの米の意味)」と呼ばれる原産地呼称で保護されており、"ボンバ、セニア、バイア"の 3 つの伝統的な品種があります。稲作はバレンシアのコミュニティにとって大変重要で、バレンシアの食文化の一部を担っており、40種類以上のお米料理があると言われています。   またスペインは、国土の50%が農用地という農業大国。健康に効果的なオリーブや野菜や果物、豆、アーモンドやナッツ類が豊富に採れます。バレンシアは地中海に面していることから、新鮮な魚介も捕れるので、山の幸、海の幸ともに恵まれた、世界一の健康食と評される「地中海食」が自然に実践できる恵まれた環境も、一位に選ばれた大きな理由といえるでしょう。   2.物価の安さ、治安の良さも魅力。 外国人が暮らしやすい都市ランキング一位 世界最大のエキスパット(海外駐在員)向け交流サイト「インターネーションズ(InterNations)」が発表した「外国人が暮らしやすい都市ランキング2022 」でも、バレンシアは世界50都市中1位に選ばれています。バレンシアが総合点だけでなく、生活満足度でも1位だった理由の1つに、”50都市の中で生活費が最も安い”ということも大きいでしょう。新鮮な海と山の幸が、安く手に入ると、食生活も豊かになります。物価の安さは、健康、長寿にも直結するのはうなずけます。
またバレンシアは、スポーツを楽しむ機会が充実した環境であることと、治安の良さにも高ポイントがつけられました。 「エキスパット都市ランキング2022 」
1位 バレンシア(スペイン)2位 ドバイ(アラブ首長国連邦)3位 メキシコシティ(メキシコ)4位 リスボン(ポルトガル)5位 マドリード(スペイン) 3.毎日が晴天。理想的な気候条件 英国のWebサイト「Monay」のレポートでは、バレンシアの気候を「輝かしい」と表現しています。 バレンシアの年間日照時間は、約2700時間、平均気温19℃と、人間が健康的に暮らすために理想的な気候といえるでしょう。 4.安心の医療制度と長い平均寿命 バレンシアは、コロナ禍が始まってから重視された、適切な医療制度とメンタルケアの対応も評価されています。その他、スペインで3番目に大きな都市でありながら、大気汚染も少なく、安心の社会保障システムが整っています。
ランキングのすべての都市の中で、4番目に高い平均寿命 83.5 歳と長寿なのも「世界で最も健康的な都市」一位に選ばれた要因です。   【まとめ】 バレンシアの豊かな食文化を代表するパエリア。パエリアは、通常一人で食べずに、大きなパエリア(バレンシア語でフライパンの意味)を囲んで、家族や友人同士でワイワイ談笑しながら食べる、日本でいうと鍋のような、コミュニケーションの料理です。 パエリアは、新鮮な野菜、肉、魚介、米、豆類、オリーブオイルなどがバランス良く一度に摂れ、ビタミンやミネラル、タンパク質など栄養に富んでいます。また、週末に家族や友人と集まり、パエリアをみんなで作ったり一緒に食べることで、社交的かつ健康的なライフスタイルに導いてくれます。 「健康や幸福」な人生には、ヘルシーで美味しい料理と人とのつながり、晴天と豊かな自然と医療の充実が重要であるということを、改めてバレンシアから学ぶことができます。   【参考文献】 ・Money Healthiest places to live 2022・InterNations The Cities Offering the Best (& Worst) Life Abroad・Arroz de Valencia ...

      by KatoTomoko

      【Library】外国人が見つけた長寿ニッポン幸せの秘密

      この記事はLOHASPAINライブラリーとして、皆さんにご紹介したい本の感想をまとめた「番外編」です。 これからこの本を楽しむ方々のため、ネタバレに注意し、本の感想を3つのポイントにしてお伝えします。       はじめに   突然ですが、あなたは自分にとっての「生きがい」を考えたことがありますか?もしくはすでに「生きがいのようなもの」をお持ちでしょうか。  「外国人が見つけた長寿ニッポン幸せの秘密」という本をご紹介します。「生きがい」という概念に出会ったスペイン出身の著者お二人が、沖縄の大宜見村にたどり着き、人生を楽しむ秘訣を教えてくれる本です。 著者は、お二人です。 毎月100万を超えるアクセスがあるという kirainet.com https://www.kirainet.com/ 主催、バレンシア生まれのエクトル・ガルシアさん。 心理学とスピリチュアル専門のジャーナリスト、バルセロナ生まれのフランセスク・ミラージェスさん。     この本を知ったきっかけ   昨年末にラジオに生出演する機会をいただいたときのことです。ラジオパーソナリティーであるスパイスアップ・ジャパンの豊田さんに「LOHASPAINは健康と幸福をテーマに・・・・」と、説明をしていたときのことです。豊田さんがスペインへ行った際に知った「Ikigai(イキガイ)」という本を思い出されました。 Ikigaiは、別の言葉に訳されることなく日本語よみのまま使われています。豊田さんはリアルに、アルゼンチンの友達に「What’s Ikigai?」と質問されたそうです。       三つのポイント    一つ目は、「バランス」の重要性です。 元気なまま長生きするためには、あらためて必要なことだと感じました。 ここで感じたバランスは、二つあります。 まず、衣・食・住、心の在り方や仲間など、生きていく上で必要なものを偏らずに取り入れていけるようプロポーションを保つ意味のバランスです。本の中には、さまざまな研究結果やデータが用いられ、人生を楽しむ秘訣が詳しく書かれています。 次に視点のバランスです。沖縄の大宜見村やニッポンの情報だけではないことに驚きました。村の方たちの生活や、長寿の方々が具体的に取り入れている食材のリストなども掲載されていますが、それ以外に西洋から東洋の情報まで広い視点から採用された情報がありました。 この2点から、自分に最適なバランスをトライしながら見つけていくことが大切だと考えました。ミクロとマクロの両方の視点を常に持つようなイメージです。ちなみに抗酸化作用のある西洋の食材リストには、赤ワイン、ナッツやオリーブオイルなども出てきました。     二つ目は、「元気な状態で長く生きる」ために生きがいが必要だということです。 LOHASPAINで考える「健康と幸福」も同じように、たんに寿命を伸ばすことが目的ではありません。「元気なままで」長く生きることを目標にする。そのためには、自分なりの生きがいを持ち、いくつになっても興味があることにチャレンジしたり、何かを体験したりすることが大切です。     三つ目は、 「生きがいを育てていく」ということに興味が湧きました。なぜならわたしは、生きがいを見つけ、取り入れていく過程までがゴールだと思っていたからです。しかし取り入れて終わりではなく、むしろここから「さらに育てていくこと」がスタートなのかもしれません。そのすべてのプロセスに、生きがいを感じる醍醐味が隠れているのではないかと考えました。     健康と幸福のその先へ   ここまで、オリーブの実や大好きな生産者という「スペイン産オリーブオイルに関する画」をつかってきました。それは私にとっての「生きがい」のひとつが「スペイン産オリーブオイルのあるライフスタイルでハッピーに過ごす人をもっと増やしたい!」ということだからです。 私はこの本から自分にとっての「生きがい」をあらためて確認するきっかけをいただき、広い視点のヒントを得ることができました。生きがいをさらに育ててみたいと思います。   「生きがい」を考えたことがなかった方は、これを機会にこの本をヒントにしながら、自分にとっての生きがいを考えてみるのはいかがでしょうか。 もし、すでに自分なりの「生きがい」をみつけている方は、そこからさらに「育てること」を加えてみるのはいかがでしょうか。育てることを意識してみると、これまでと違った体験が生まれるかもしれません。        ...

      by KatoTomoko

      ミネラルの宝庫、海からの贈り物「スペイン産の天日海塩」

      「ミネラルって体に必要なもの、体にいいもの」そんなイメージをお持ちの方が少なくないはず。とはいえ、どんな働きなのか具体的にご存知でしょうか。私たちの健康増進、老化防止に大きく役立っているミネラルをわかりやすく紐解いていきます。

      by IkumiHarada

      スペインの長いクリスマスと伝統料理が深める、家族の絆

      新年を迎えても続く、スペインの長いクリスマス   12月25日から始まるスペインの長いクリスマスは、新年を迎えても続き、1月6日の東方三賢者の日(Día de los Reyes Magos)まで続きます。日本のようにクリスマスの後、お正月ムードに一変、という慌ただしさはなく、クリスマスムードはお正月を過ぎても続きます。   カタルーニャ地方で、クリスマス中に家族みんなで一緒に食事をするのは、12月25日のクリスマス、12月26日の聖エステバンの日(カタルーニャの祝日)、1月1日の元旦、そして1月6日の東方三賢者の日(スペインの祝日)の4日間です。家族や友達が集まる度に、豪華なクリスマス料理が前菜からデザートまでしっかり用意されているので、この時期にダイエットは不可能。そのまえに誰も考えていません。クリスマス料理は、スペインの地方や家庭によってかなり異なります。ここでは、筆者の住む、バルセロナを州都に擁するカタルーニャ地方の伝統的なクリスマスをご紹介します。   スペインのクリスマス料理〈カタルーニャ地方〉   ・12月24日 クリスマス・イヴNochebuena(スペイン語) / Nit de Nadal(カタルーニャ語)  カタルーニャ地方では、スペインの他の地方とは異なり、この日は家族一同集まるクリスマ・イヴのディナーはありません。そのかわり、というわけではありませんが、独特な風習があります。クリスマスが近づくと子供のいる家庭のサロンには、サンタのような赤い帽子をかぶり笑みを浮かべた丸太人形(ティオ・デ・ナダル/Tió de Nadal)が出現します。その丸太の人形は、通称「カガティオ」と呼ばれ、”排便する丸太”という意味があります。 クリスマス・イブに、子どもたちは「カガティオ〜♪」と丸太人形を棒でたたきながら謳い、マントをめくると、なんと「カガティオ」のお尻のあたりにお菓子やキャンディのプレゼントが!子供たちにとって、最初のクリスマスプレゼントです。     ・12月25日 クリスマスNavidad/Nadal 家族一同集まって、クリスマスランチをいただきます。乾杯はワインで。   【前菜(Aperitivo/Aperitiu)】 ボガバンテ(オマール海老)、アングーラ(うなぎの稚魚)などの高級食材をはじめ、フォアグラやサーモンのカナッペ、定番のハモン・イベリコ(生ハム)や、ロンガニサやチョリソなどの腸詰め、ムール貝、エビなどが食卓に並びます。 【一皿目(Primer plato/Primer plat)】 カタルーニャのクリスマス料理といえば、エスクデーリャ・イ・カルン・ダリャ(Escudella i carn d'olla) 。4種類の肉 (豚、牛、鶏肉、子羊)と7種類の野菜を入れて煮込んだエスクデーリャのスープに、ピロータ(ミートボール))やガレッツ(貝の形のショートパスタ)をたっぷり入れていただきます。体の芯から温まるカタルーニャの冬の定番スープです。       【ニ皿目(Segundo plato /Segon plat)】 鶏や七面鳥、鴨、子羊などの肉料理か、魚介料理。       【デザート(Postre /Postres)】...

      by KatoTomoko

      これは知っておきたい!ビタミンを味方につけよう

      今日は多くのビタミンの中から、以前の記事で予告していたオリーブオイルに多く含まれる「ビタミンE」について掘り下げていきます。 おいしくいただきながら覚えておきたいビタミンを、シリーズでお伝えしていきます。     わずかな量でも重要な働きを担うのが、ビタミン   ビタミンは、体をつくったりエネルギーの素になったりしません。しかし命に必要な有機物で、私たちの体が正常に機能するために欠かせないものです。ビタミンは、脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンがあります。 上手に摂取するためのポイントは、ミネラルと一緒に摂取することです。なぜならミネラルと取り入れることではじめて体内に吸収され、重要な機能を果たすことができるからです。     ビタミンEのはたらき   ビタミンEは、脂溶性のビタミンでトコフェロールと呼ばれる化合物の集まりです。熱に強く、水に溶けず、油に溶けやすい性質があります。トコフェロールには8つの種類があり、体に必要なはたらきをする最も強いものがアルファ・トコフェロールだといわれています。エキストラバージン・オリーブオイルに含まれるビタミンEの中でアルファ・トコフェロールがいちばん多いのが嬉しいポイントです。 ビタミンEが多く含まれる代表的なものは、アーモンドやひまわりの種、せん茶などです。 ビタミンEは、体内の肝臓、脂肪組織、心臓、筋肉、骨髄、子宮等の部位の生体膜に存在します。さらに血液、副腎、脳下垂体です。あちこちで蓄えられることからも、ビタミンEの重要性が伝わってきます。しかし、比較的短時間しか体内に残らないのが残念なところです。さらに摂取したうちの60~70%が排泄されることも。     「若返りのビタミン」   ビタミンEが体内の酸化を防ぎ、細胞の老化を遅らせてくれることは、健康のためにはもちろん、若返りにも必須です。 ほかには悪玉のLDLコレステロールの酸化を防ぎ、疲労回復、利尿作用によって血圧を下げたり、火傷の治りを早めたりすることも。動脈硬化を防ぎ、さまざまな癌の予防をする助けとなり、アルツハイマー病、狭心症、心筋梗塞や脳卒中のリスクを下げると言われています。これだけ活躍の場があると足りなくなるのは不安になりますね。 ちなみに推奨摂取量の目安は、成人男性6.5(mg/日) 成人女性6.0(mg/日)です。     欠乏するとどうなる?   赤血球の破壊、溶血性貧血、動物の場合、不妊や筋肉の萎縮が起こることも報告されています。     ビタミンEの敵になるものは?   鉄、アルカリ、紫外線などで分解する性質があります。     日々の食卓でどう取り入れる?   必要な方にはサプリメントからも摂取し、適切な量を確保していただきたいのですが、できるだけ食材から取り入れたい理由があります。なぜなら天然のビタミンEの吸収率は、合成物の2倍だからです。 おすすめは効果を高めために、以下のようなミネラル類も含むビタミン類と合わせて摂取することです。  ・抗酸化の高いβ-カロテン(にんじん、かぼちゃ、小松菜、ほうれん草など) ・ビタミンC(緑黄色野菜や果物:ピーマン、ブロッコリー、じゃがいも、甘柿など) ・ビタミンB2(レバーや乳製品、卵黄、納豆、魚や魚卵類など)  野菜や魚とエキストラバージン・オリーブオイル&アーモンドを一緒にいただくことは、味わいとして素晴らしいことに加え、体にも嬉しい働きをします。 熱や酸に強いため、火が入る調理でもビタミンEの成分が損なわれることがありません。美味しくいただきながら、体のなかで大切な働きをしてもらいたいですね。   とはいえ、何事もバランスが大切です。足りなさすぎるのは論外ですが、取りすぎが良いというわけでもありません。 必要量は体質や体型など、人それぞれ違います。とくに他のサプリメントや投薬中の方は、ご自身の摂取のバランス等を医師やサプリメント会社に確認することをお勧めします。        ...

      by KatoTomoko

      好奇心の先に出会えた EXV.オリーブオイル

      好奇心の先に出会えた EXV.オリーブオイル 運命的なタイミングでオリーブオイルに出会い、自分の好奇心に従ってビジネスをするために早期リタイアを希望した鳥井さん。Olive Bird(オリーブバード)の鳥井さんが、どのような背景でスペイン産オリーブオイルにたどり着いたのかを知りたくて取材してきました。

      • Home
      • About
      • Article
      • Store
      • Newsletter
      • Contact

      Produced by

      スペインワインと食協会
      Asociación de Gastronomía Española en Japón【AGE】

      ★LOHASPAIN Newsletter

      LOHASPAIN by スペインワインと食協会
      • Instagram
      • Facebook
      • Twitter
      • faq
      • 配送ポリシー
      • 返金ポリシー
      • プライバシーポリシー
      • 特定商取引法に基づく表記
      • お問合せ
      • American Express
      • Apple Pay
      • Google Pay
      • JCB
      • Mastercard
      • PayPal
      • Shop Pay
      • Visa

      © 2023, LOHASPAIN by スペインワインと食協会

      【AGE】 Asociación de Gastronomía Española en Japón

      Close