美食と伝統が織りなす、スペインの長く幸福なクリスマス
スペインの長く美味しいクリスマス美食と伝統が織りなす、幸福な冬の風習 La gastronomía y la tradición tejen una larga y feliz Navidad en España. スペインの学校は冬休みに突入。多くの企業はお休みモードに入り、レスポンスが鈍るこの季節。12月24日のクリスマス・イヴ(Noche Buena)から始まるスペインの長いクリスマスは、新年をまたいで、1月6日の東方三賢者の日(Día de los Reyes Magos)まで続きます。日本のようにクリスマスの後、お正月ムードに一変、という慌ただしさはなく、街のクリスマスイルミネーションをはじめとしたクリスマスムードはお正月を過ぎても続きます。 バルセロナの街のクリスマスネオンに溶け込む、アントニ・ガウディの建築カサ・バトリョ(カタルーニャ語:Casa Batlló)世界遺産 カタルーニャ地方で、クリスマス中に家族みんなで一緒に食事をするのは、12月25日のクリスマス、12月26日の聖エステバンの日(カタルーニャの祝日)、1月1日の元旦、そして1月6日の東方三賢者の日(スペインの祝日)の4日間です。家族や友達が集まる度に、豪華なクリスマス料理が前菜からデザートまでしっかり用意されているので、この時期にダイエットは不可能。そのまえに誰も考えていません。クリスマス料理は、スペインの地方や家庭によってかなり異なります。ここでは、筆者の住む、バルセロナを州都に擁するカタルーニャ地方の伝統的なクリスマスをご紹介します。 ガウディ作サグラダ・ファミリア聖家族教会 (カタルーニャ語: Temple Expiatori de la Sagrada Família) ...